久々の修復
2016年 12月 08日
12月に入って今年もあとわずか。
フィレンツェの町もなんとなく慌ただしくなってきました。
さて、久しぶりにちょっといい修復の仕事が入ってきました。
木象嵌の入った小さなサイドテーブルで1700年代のモノとのこと。
ただいろいろと見てみると古くても1800年代半ばかな、、、といった感じですがフィレンツェの
アンティーク家具あるあるで年代表記などがない場合、お客様は大抵100年くらいは古めに
言ってきます(笑)

プライベートの依頼なので裏面だけ、、、
表面は仕上げもきれいにしてあって経年変化が分かりづらいですが突き板が貼ってあるベースの
木は時代が経っていい雰囲気になってきています。
とりあえずは虫食いの消毒をしつつ全体のコンディションをみて作業工程を検討。

手前の水滴のようなモノは膠の固まった状態
こういった小さなポイントでもこの家具がどういった修復をされてきたのか見えてきます。
アンティーク家具というのは何度か修復の手が入っているのが当たり前でその仕事によって
その家具の価値にも影響が出てきます。
有名な修復工房のサインが普通では気付かないところに入っていたりしてそれが家具に対しての
保証になり価値が上がったりします。
自信のある仕事をしたからこそ入れられたサイン。
そういったモノをみつけるととても嬉しくなります。
細かい木象嵌の欠損パーツの復元が仕事のメインになってくるのでしばらくは地味な作業が
続きそうです。。。
お問い合わせ
mail@zouganista.com
工房
via dei cardatori 20r, Firenze (zona San Frediano)
New!! www.zouganista.com

フィレンツェの町もなんとなく慌ただしくなってきました。
さて、久しぶりにちょっといい修復の仕事が入ってきました。
木象嵌の入った小さなサイドテーブルで1700年代のモノとのこと。
ただいろいろと見てみると古くても1800年代半ばかな、、、といった感じですがフィレンツェの
アンティーク家具あるあるで年代表記などがない場合、お客様は大抵100年くらいは古めに
言ってきます(笑)

プライベートの依頼なので裏面だけ、、、
表面は仕上げもきれいにしてあって経年変化が分かりづらいですが突き板が貼ってあるベースの
木は時代が経っていい雰囲気になってきています。
とりあえずは虫食いの消毒をしつつ全体のコンディションをみて作業工程を検討。

手前の水滴のようなモノは膠の固まった状態
こういった小さなポイントでもこの家具がどういった修復をされてきたのか見えてきます。
アンティーク家具というのは何度か修復の手が入っているのが当たり前でその仕事によって
その家具の価値にも影響が出てきます。
有名な修復工房のサインが普通では気付かないところに入っていたりしてそれが家具に対しての
保証になり価値が上がったりします。
自信のある仕事をしたからこそ入れられたサイン。
そういったモノをみつけるととても嬉しくなります。
細かい木象嵌の欠損パーツの復元が仕事のメインになってくるのでしばらくは地味な作業が
続きそうです。。。
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by lunapienabytaka
| 2016-12-08 09:33
| 修復