オリーブの木探し。

今は先日の展示会でも作業をしていたSorrentinoというスタイルの象眼細工の丸テーブルを製作しています。
マエストロがここはオリーブの木にしたいという部分があり工房内でオリーブの木探しが始まりました。
オリーブの木は木目が特徴的なのですが切ってみないと木目の表情が分かりません。
何本かストックをしてあったものを切ってみたのですが木目がきれいではなかったり、途中で割れてしまっていたり、虫食いがひどかったり・・・
チェリーのきれいなものをみつけたので合わせてみたのですがどうも納得いかず。

あきらめきれず工房の中2階へ。
この工房は少なくとも150年以上前からやっている工房でマエストロも何の木か分かっていないものがゴロゴロしています。
その中の数本に当たりをつけて切ってみると、
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中からとてもきれいなオリーブの木目が!!
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マエストロも大満足。
2人で木の粉まみれになりながらこれを薄くスライスして今日は終了。
これで来週から天板の象眼部分の仕上げの作業に入れそうです。

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# by lunapienabytaka | 2009-05-16 18:35 | 修復 | Comments(6)

南イタリア旅行・カンパーニャ2

6日目
Napoli→Sorrento→Amalfi→Sorrento
ナポリから船でソレントへ約50分。
電車でとも思ったのですがソレントはせっかく海沿いの町なので船で行ってみました。

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少し霧がかっていてとても幻想的な景色でした。

ソレントでホテルをとり、荷物を置いて船で世界遺産の町アマルフィへ。
まずはエメラルドの洞窟。
カプリ島の青の洞窟と同じ様に光線の具合でエメラルドに見えるとのこと。
船で入り江に着いて洞窟の中に入って小舟に乗って洞窟内を一周。
本当に神秘的な光景でした。が、船頭さんのカンツォーネがかなりいまいちでちょっと台無しでした・・・

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アマルフィ・エメラルドの洞窟。カプリ島の青の洞窟はかなり混んでいそうなのでこちらの方がゆっくりと見ることが出来そうです。


アマルフィは崖沿いの小さな町。町の上に登る道は狭くて歩きづらいですが景色は絶景です。
少し歩き回ってDuomoへ。

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Amalfi・Duomo

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Amalfi・Duomo 光の入り方がとてもきれいでした。

町をひとまわりして、バスでソレントへ。
崖沿いの狭い道をバスがかなりのスピードで走っていくのでけっこう怖かったです・・・


7日目(最終日)
Sorrento→Napoli→Firenze
ソレントはリゾートの町という感じですが木象眼細工の町としても有名で私の中で今回の旅の一番の目的でした。
朝から数件、象眼細工を扱うお店を訪ねて職人さんのいる工房の場所を聞き、工房へ。
想像以上のクオリティの高さと職人さんのテクニックには驚かされました。

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町の人からProf.Roccoと呼ばれる職人さん。
電動ノコギリでパーツを切っていくのですがすばらしい正確さでした。

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制作途中の作品。これも木象眼細工です・・・

町の中には象眼細工のMuseoがあったのですがすばらしい所で信じられない数々の象眼細工の作品が展示されていました。残念ながら写真は禁止だったので撮ることは出来ませんでした。
ソレントに行かれる方はぜひお勧めです。


今回の旅はかなりきついスケジュールでしたが天気も良く十分に楽しむことが出来ました。
まだまだイタリアは見どころのある所がたくさんありますね。

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# by lunapienabytaka | 2009-05-15 07:50 | 旅行 | Comments(4)

南イタリア旅行・カンパーニャ

4日目
Bari→Napoli
バーリから夜行列車でナポリへ約六時間。
カゼルタで乗り換えだったのですがかなり危険な雰囲気でした。
一人旅や女性だけでの旅行にはこの夜行列車はあまりお勧め出来ませんね・・・

とりあえずホテルをみつけて荷物を置いてDuomoへ。

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Napoli Duomo・外観はシンプルな感じでしたが中は金の装飾やモザイクなどでかなり派手な感じです。天井画も見事でした。

Museo Archeologico Nazionaleのすばらしいモザイクを見て、
昼食に海鮮のパスタを食べてMuseo Nazionale di Capo di monteへ。

すばらしい庭を持つ美術館でコレクションもGiotto、Botticelli、Michelangelo、Raffaello、Tizianoなどそうそうたるルネッサンスの巨匠達のものがありました。

内装や調度品も豪華なものが多く見応えのある美術館でした。

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とても広い庭で馬車なども通っていていい感じでした。

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美術館内の豪華なテーブル?

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石のモザイクがとてもきれいでした。

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美術館内の一室。かなりの広さでシャンデリアや調度品が見事でした。


5日目
Napoli→Pompei→Napoli
ナポリから電車で世界遺産ポンペイへ約40分。
2000年前の遺跡がそのまま残っているという憧れの町。
駅を出て入り口へ。
そこを抜けると本当にタイムスリップしてしまったような空間が広がっていました。
一番驚いたのは今のデザインの元になっていると思われる装飾がそのまま残っているということでした。
いろいろなデザインの基礎を見ることが出来てとても感動です。

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2000年前にタイムスリップ。

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絵画の保存状態もすばらしい。ケンタウロス?

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BotticelliやTizianoのヴィーナスもここから来ているんですね。

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今でもこういった装飾はテーブルや椅子などのデザインに取り入れられています。こんなに前のものだとは知りませんでした・・・

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とてもきれいなモザイクがたくさんありました。考古学博物館にオリジナルはしっかりと残っていて古代の人々の美術に対する意識の高さを感じることが出来ました。

続く・・・

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# by lunapienabytaka | 2009-05-14 02:41 | 旅行 | Comments(0)

南イタリア旅行・プーリア

展示会も一段落したので工房を少しお休みして南イタリアに一週間行ってきました。


1日目
Pisa→Bari→Matera
早朝の飛行機でバーリへ。そしてバーリから電車でマテーラへ約一時間半。
早々にB&Bをみつけて世界遺産のSassiへ。大自然と人間の作り出したものとの不思議な調和がとても印象的でした。絶景です!!

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Chiesa Santa Maria de Idris
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Piazza Duomoからの夜景


2日目
Matera→Bari→Alberobello→Lecce
マテーラからアルベロベッロ行きの交通手段が無いため一度バーリに戻ってから電車でアルベロベッロへ約一時間半。
観光化が進み過ぎてあまり・・・という評判でしたがさすがは世界遺産。
天気も良く真っ青な空に白い壁、そして不思議なとんがり屋根。いい感じでした。

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Trullo Sovrano・町のはずれの建物で中に入ることが可能

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スローフードという言葉がぴったりのインテリアコーディネート

アルベロベッロから予定にはしていなかったのですが、いろいろな方がお勧めをするので電車でレッチェへ約2時間。
B&Bを駅のそばでみつけて市街へ。

大学があるためか学生も多くフィレンツェとボローニャを混ぜたような雰囲気。確かに町はきれいだけれどそこまでお勧め?と少し疑問に思いつつDuomoの中へ。

そこでやっとお勧めの理由が分かりました。

外観は比較的シンプルなのですが中は典型的なバロック様式で柱などの細工がすごい。
日頃の癖で作る行程を考えてしまうのですがどれだけ時間がかかるのか想像がつきませんでした。

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白を基調に金の装飾がされていたりとかなり豪華。あまり写っていませんが天井画も見事です。

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門からの光の取り方がとても印象的。

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典型的なバロックの柱。作ることを考えると気が遠くなりそうです。

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Chiesa di Santa Irene・真っ白の大理石の装飾の中にテンペラ画がすごく映えていました。


3日目
Lecce→Bari
レッチェから電車でバーリへ一時間半。
バーリはフィレンツェの人達に聞くと治安が悪いなどであまり評判が良くなかったのですがこの日はSan NicolaのFestaだったらしくものすごい人でした。
夕方からは航空ショーやパレードがあり光の装飾もとてもきれいで屋台などもたくさん出ていてすっかり楽しむことが出来ました。

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飛行機雲で空にイタリアカラーが。ちょっと写真だと分かりづらいですね・・・

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光の装飾。とてもきれいでしたがとにかくものすごい人でした。


続く・・・

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# by lunapienabytaka | 2009-05-13 08:54 | 旅行 | Comments(0)

ミラノサローネ2009

少し時間が経ってしまいましたがミラノサローネのことを少し。

本会場はDesignをメインにSatellite、EuroLuce、Classicoを少しずつ。
Zona TortonaではPoltrona Frauグループのブースのみ。
そしてTriennaleとミラノ市内のショップを少しといった感じで今回は周りました。


今年は世界的な不景気の影響のせいか斬新なデザインはあまり無く、シンプルで当たり外れの少ないデザインの物が多く見られました。新作のないメーカーも多くあったようです。


そんな中で各メーカーとも張り地などには凝っていたようで特に質の良いナチュラルレザーの張ってある物が目立ちました。

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de Sedeのクラシックモデルですが張ってあった革はしっとりとした非常に良い触感でした。

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Cassinaの新作。座ってみると適度の張りのある良い革で見た目は少しかっちりしたイメージでしたが非常に座り心地は良かったです。

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PoltronaFrauの新作。革の質感もそうですが絶妙な張りによるしわの入れ方、収まりなどさすがといった感じです。


数少ない斬新なデザインの中でとても気に入ったのはGiorgettiのデスクセット。

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新作デスクは天板が突き板仕様と革張り仕様の2種類。

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デスクの引き出しの中まで革が張ってありました。さすがです・・・


各ブース今年はおとなしい雰囲気の中、本会場内のYcami・Morosoの市内ショップは非常に印象的でした。

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Ycami 宇宙空間の中にいるような照明の使い方で独特の印象を醸し出していました。

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Moroso テーマはアフリカ。強烈な色使いでしたが嫌味は無くとても好印象でした。


アンティークを勉強し普段から手に触れるようになってからモダン家具に対する見方がとても変わりました。
モダン家具とアンティーク家具。
どちらが良いとは言えませんが家具の仕事をしていく以上、どちらも知っている必要があると思っています。

イタリアはその両方を知ることが出来るとても良い環境だとあらためて実感しています。

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# by lunapienabytaka | 2009-05-06 06:38 | ミラノサローネ | Comments(0)