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膠のいい匂い。

今日は以前準備した小さいパーツを接着しました。
糊は膠を使います。
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この糊付けの際にもちょっと変わった道具を使います。
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名前はMortellina。意味的には小さい金槌という意味なんですけど・・・金槌の一種です。

これは叩く道具ではなく糊を塗ってから接着するものを付けてこすって圧着をさせて余分な糊を取り除くというものです。ちょっと分かりづらいですね・・・
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こんな感じでこすって糊をはみ出させます。

そして乾くまでの固定はこれ。
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Morsetto。万力です。サイズもいろいろあるのですがこれはアームが長いタイプでかなりの重さ。

膠は冷めるとすぐに固まってきてしまうので接着はかなりスピードが必要な作業です。

あとは乾くのを待つだけ。続きはまた来週です。

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by lunapienabytaka | 2009-05-30 09:03 | 修復 | Comments(0)

少しずつ。

オリーブの木もみつかってテーブルの天板が少しずつ進んでいます。
これから細かく切って大きさを合わせて、木目を合わせて・・・
まだまだ先は長いです。
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さてちょっと珍しい工具があるのでちょっとご紹介。
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見た目は普通の鉋なんですけど刃がちょっと変わってます。

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名前はPialla a ferro a denti 訳すと歯形鉋ですかね。

使い方は普通の鉋と一緒。でも西洋鉋なんで押しがけです。
これを使うとこんな感じの跡がつきます。
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これは接着の強度を上げるために行う作業で今回は天板に象眼細工の接着をする際に使っています。

板を仕上げるための鉋ではなくて傷をつけるための鉋。
道具はいろいろあって面白いですね。

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by lunapienabytaka | 2009-05-29 09:32 | 修復 | Comments(3)

研ぎ澄ます。

革用の刃物を研ぎました。
職人への第一歩はこういった道具の手入れを覚えることからはじまります。

今では包丁研ぎ機など簡単に出来るものがあったりしますが砥石と向き合って刃先に神経を集中させてひたすら研ぎ澄ます。とても好きな感覚です。

日本にいた時はここまで神経を集中させる瞬間というのはとても少なかった気がします。

何かに集中をして自分を研ぎ澄ます。
今の自分にとても必要なことだなぁと、ふと思いました・・・

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by lunapienabytaka | 2009-05-28 09:19 | Comments(0)

いろいろはじめてます。

新しいことをはじめる。

時間、費用、きっかけ、出会い、勇気、やる気、根気・・・
等々たくさんの要素が無ければ自分のものにはなりません。

自分次第で何とかなることもあれば自分だけではどうしようもないこともある。

私がフィレンツェでいろいろなことをはじめることが出来た一番大きな要素は出会いです。
いろいろな人に影響を受けて考えてもいなかったことをやっている自分がいます。

自分の中の未知の可能性。
まだまだたくさんあります。

一ヶ月後、半年後、一年後、五年後、十年後・・・
どんな自分になれているか楽しみです。

ちなみに最近靴を作り始めました・・・

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by lunapienabytaka | 2009-05-26 03:22 | Comments(2)

新作ベルト

ここ一ヶ月、展示会や旅行でバタバタとしていたのですが昨日、ひさしぶりに革を触りました。
前から頼まれていたベルト。
やろう、やろうと思っていてもなかなか手をつけられずそのまま放置していました。
紺の革にラスタカラーの3色の糸。これが今回の要望。

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結局こんな感じになりました。

シンプルな模様でも手縫いだとけっこう時間かかります・・・
でもやっぱり楽しい。
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by lunapienabytaka | 2009-05-25 07:28 | | Comments(2)

テーブル苦戦中・・・

先日から製作している象眼細工のテーブル。

木を切るための型を作ってこの間発見したオリーブに跡をつけていきます。
が、残念なことに数が足らずまた木を探し直し。

結局他のオリーブは見つからず違う木目でも試してみる。
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左はピンク色の木目が特徴のチューリップウッド、右は日本でも人気のゼブラウッド。

しかし、二人とも何となく納得がいかずこの日の作業は終了。
後日、材木屋でオリーブを探すことになりました。

なかなかうまくは行かないですね・・・


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by lunapienabytaka | 2009-05-22 08:55 | 修復 | Comments(0)

Santa Croce sull'Arno

事情があり今日もConceriaに行くことになっていてSanta Croce sull'Arnoに行ってきました。

Santa Croce sull'ArnoはFirenzeとPisaの間にある町で革の鞣し工場だけで100軒以上もある工場エリアです。
made in Italyという革のほとんどはここで作られています。
質の良いものから価格の安いものまで様々な週類の革が作られています。

Lineapelle後ということもあり、どこも在庫も少なく忙しそうな様子でした。
いつも行っているLo Stivaleで先日の展示会にも出ていた引っ掻き傷で模様が付けてある革を購入。
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日本ではこんなデザインのものはなかなか手に入れることは出来ないと思います。
しかも100%植物タンニン鞣し。イタリアならではの革です。

すっかり革のストックが溜まってきました。

いろいろと作っているのでオリジナルの鞄などを探している方、ご興味のある方は気軽にお問い合わせ下さい。
www.lunapienabytaka.com


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by lunapienabytaka | 2009-05-20 07:49 | | Comments(0)

Conceria・Guidi

ずっと前から一度は訪れてみたいと思っていたGuidiの鞣し工場にとうとう行ってきました。
と言ってもGuidiを知ったのはFirenzeに来てから・・・
靴や鞄の職人さんから評判を聞いて昨年運良く革を手にすることが出来て、その革を使ってものを作ってみてびっくり。
Santa Croce sul'arnoのConceriaもいろいろまわってやっぱりイタリアの革は良い!っと思っていたのですがGuidiの革は柔らかく良く伸びてそれでもしっかりと腰があり、しっとりと手に吸付くような触感を持ち、そして何より革の表情がすごい。とにかく良い革です・・・

Montecatini Termeの次のBorgo a Buggianoという駅で降りて高速道路が近くを通っている本当に何も無い田舎道をひたすら歩くこと一時間。(普通の人は車で行きます・・・)
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yahooマップを手書きで書き写した頼りない地図でしたが迷うこと無く無事到着。
タンニン鞣しの独特の匂いで疲れた体も一気に元気に。
そしていろいろと問題はあったものの何とか念願の革を手に入れることが出来ました。

一通り工場の中を見せてもらい帰りは運良く車に乗せてもらい、駅に帰ってくることが出来ました。
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120年前から使われ続けているドラムと乾燥中の革たち。

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出荷待ちの大量の革たち。不況知らず?電話も鳴りっぱなしでした。

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いい革も手に入ったし良いものを作らないと・・・

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by lunapienabytaka | 2009-05-19 19:14 | | Comments(5)

オリーブの木探し。

今は先日の展示会でも作業をしていたSorrentinoというスタイルの象眼細工の丸テーブルを製作しています。
マエストロがここはオリーブの木にしたいという部分があり工房内でオリーブの木探しが始まりました。
オリーブの木は木目が特徴的なのですが切ってみないと木目の表情が分かりません。
何本かストックをしてあったものを切ってみたのですが木目がきれいではなかったり、途中で割れてしまっていたり、虫食いがひどかったり・・・
チェリーのきれいなものをみつけたので合わせてみたのですがどうも納得いかず。

あきらめきれず工房の中2階へ。
この工房は少なくとも150年以上前からやっている工房でマエストロも何の木か分かっていないものがゴロゴロしています。
その中の数本に当たりをつけて切ってみると、
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中からとてもきれいなオリーブの木目が!!
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マエストロも大満足。
2人で木の粉まみれになりながらこれを薄くスライスして今日は終了。
これで来週から天板の象眼部分の仕上げの作業に入れそうです。

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by lunapienabytaka | 2009-05-16 18:35 | 修復 | Comments(6)

南イタリア旅行・カンパーニャ2

6日目
Napoli→Sorrento→Amalfi→Sorrento
ナポリから船でソレントへ約50分。
電車でとも思ったのですがソレントはせっかく海沿いの町なので船で行ってみました。

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少し霧がかっていてとても幻想的な景色でした。

ソレントでホテルをとり、荷物を置いて船で世界遺産の町アマルフィへ。
まずはエメラルドの洞窟。
カプリ島の青の洞窟と同じ様に光線の具合でエメラルドに見えるとのこと。
船で入り江に着いて洞窟の中に入って小舟に乗って洞窟内を一周。
本当に神秘的な光景でした。が、船頭さんのカンツォーネがかなりいまいちでちょっと台無しでした・・・

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アマルフィ・エメラルドの洞窟。カプリ島の青の洞窟はかなり混んでいそうなのでこちらの方がゆっくりと見ることが出来そうです。


アマルフィは崖沿いの小さな町。町の上に登る道は狭くて歩きづらいですが景色は絶景です。
少し歩き回ってDuomoへ。

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Amalfi・Duomo

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Amalfi・Duomo 光の入り方がとてもきれいでした。

町をひとまわりして、バスでソレントへ。
崖沿いの狭い道をバスがかなりのスピードで走っていくのでけっこう怖かったです・・・


7日目(最終日)
Sorrento→Napoli→Firenze
ソレントはリゾートの町という感じですが木象眼細工の町としても有名で私の中で今回の旅の一番の目的でした。
朝から数件、象眼細工を扱うお店を訪ねて職人さんのいる工房の場所を聞き、工房へ。
想像以上のクオリティの高さと職人さんのテクニックには驚かされました。

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町の人からProf.Roccoと呼ばれる職人さん。
電動ノコギリでパーツを切っていくのですがすばらしい正確さでした。

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制作途中の作品。これも木象眼細工です・・・

町の中には象眼細工のMuseoがあったのですがすばらしい所で信じられない数々の象眼細工の作品が展示されていました。残念ながら写真は禁止だったので撮ることは出来ませんでした。
ソレントに行かれる方はぜひお勧めです。


今回の旅はかなりきついスケジュールでしたが天気も良く十分に楽しむことが出来ました。
まだまだイタリアは見どころのある所がたくさんありますね。

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by lunapienabytaka | 2009-05-15 07:50 | 旅行 | Comments(4)