カテゴリ:修復( 77 )

家具修復ワークショップのご案内

先日少し予定の中でご報告しましたが11月23日〜25日の3日間でワークショップを行います。
場所は東京/目黒のリペアショップ「フィズ リペアワークス」さんにご協力いただきます。
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東京都目黒区柿の木坂3-1-2 マンション柿の木坂1F
今回のワークショップは家具修理・修復などの仕事をされているプロフェッショナルの方々と
具体的なディスカッションなどを交えたより濃い内容にできればと思っております。
ワークショップ・作業へのご参加は有料となりますが若干名募集を行っておりますので
ご興味がありましたらご連絡ください。詳細をお送りします。

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今回ワークショップ課題用に見つけてきた1970年代トスカーナ製の収納

この収納を3日間かけて自分の得意とする木象嵌の装飾の入ったものに仕上げていきます。

そんなワークショップの様子を覗いてみたいという方は見学に関しては無料ですので
ぜひ足をお運び下さい!!

家具修復という仕事、そして日本にもそういう仕事をしている方々がいるということを
これを機会に知っていただければと思います。


なぜ私が修復という仕事にこだわっているかというと修復という技術から家具の未来が見えてくるからなんです。
普段から100年、200年、300年以上前の家具に触れることによって材料やその構造が
どのような変化を起こしてきたかを読み取ることができます。
これによって今の家具が10年、20年後どのような変化をしていくかが読めてきます。

2100年になった時、修復という仕事は今と変わらずミッドセンチュリー以前のアンティーク家具が残り続けて1900年代後半から2017年現在までの家具というのはほとんど修復に回ってくることはないと思います。
自分たちが現役で頑張っていた時代の家具が未来に残らないというのはあまりにも悲しすぎます。
修復という技術を通して今のモノづくりを見直す一つのきっかけになればよいのですが。。。


取材等のご要望がありましたら資料をお送りいたしますので気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ
mail@zouganista.com

工房via dei cardatori 20r, Firenze (zona San Frediano)

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by lunapienabytaka | 2017-10-15 06:05 | 修復 | Comments(0)

久々の修復

12月に入って今年もあとわずか。
フィレンツェの町もなんとなく慌ただしくなってきました。

さて、久しぶりにちょっといい修復の仕事が入ってきました。
木象嵌の入った小さなサイドテーブルで1700年代のモノとのこと。
ただいろいろと見てみると古くても1800年代半ばかな、、、といった感じですがフィレンツェの
アンティーク家具あるあるで年代表記などがない場合、お客様は大抵100年くらいは古めに
言ってきます(笑)

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プライベートの依頼なので裏面だけ、、、

表面は仕上げもきれいにしてあって経年変化が分かりづらいですが突き板が貼ってあるベースの
木は時代が経っていい雰囲気になってきています。

とりあえずは虫食いの消毒をしつつ全体のコンディションをみて作業工程を検討。

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手前の水滴のようなモノは膠の固まった状態

こういった小さなポイントでもこの家具がどういった修復をされてきたのか見えてきます。

アンティーク家具というのは何度か修復の手が入っているのが当たり前でその仕事によって
その家具の価値にも影響が出てきます。

有名な修復工房のサインが普通では気付かないところに入っていたりしてそれが家具に対しての
保証になり価値が上がったりします。

自信のある仕事をしたからこそ入れられたサイン。
そういったモノをみつけるととても嬉しくなります。

細かい木象嵌の欠損パーツの復元が仕事のメインになってくるのでしばらくは地味な作業が
続きそうです。。。


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工房
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by lunapienabytaka | 2016-12-08 09:33 | 修復 | Comments(0)

9年目に突入

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あっという間に8月が終わっていよいよ9月。
朝晩すっかり涼しくなってきました。

早いもので今月でイタリア生活も9年目を迎えます。

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なにもかもゼロからのスタートでしたが今ではこういった修復の仕事も
自分ひとりに任せてもらえるようになりました。

海外で仕事をする上で信用を得るというのはとても重要で難しいことだと思います。
よくわからない外国人に大切な仕事は任せられないですからね。。。
少しずつ積み重ねてようやく手に入れたもの。
失うのはあっという間なので気持ちを引き締めて精進していきます!!

Exhibition “Circus” HisashiHidano × Zouganista
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by lunapienabytaka | 2015-09-04 05:46 | 修復 | Comments(0)

古〜い扉

なかなか天気が回復しないFirenze。
だいぶ暖かくなってはきましたがすっきりしない日が続いています。

工房の方も仕事をしながら片付けや整理をしているのでなかなか片付きませんが
来週でようやく落ち着いてくると思います。

今は作業台や棚などを探しているのですがちょっと面白いモノをもらってきました。

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リフォーム中の友人の家の地下から出てきた扉

元々真っ白に塗られていたのですが少しずつ塗装をはがしています。

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裏側はすべてはがし終わったのですがかなり古いモノの様子

オリーブグリーンに塗られて使っていた物を真っ白に塗り直したようです。
取っ手金具の位置も変わっているのですが古い跡からかなり年代の古い釘が出てきました。

こういうモノが地下に眠っているのがFirenzeの凄さですね。
危うく捨てられそうでしたが。。。

とりあえず全部きれいにして何かしてみます。


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by lunapienabytaka | 2014-02-08 23:21 | 修復 | Comments(0)

創り手を支えてきたもの

ここ数週間降り続く雨でアルノ川の水もここまで上がってきました。

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そろそろ止んでくれないとな・・・


さて、

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修復も無事終了

今回は見えない部分の修復が多く写真ではどこを直したか分かりづらいですが
かなり手を加えています。
クライアントにも納得してもらえるといいのですが・・・


そして頭はすでに次の作品へ。

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カードケースの新しいデザイン

実はここ数日このデザインで頭がいっぱいになり夜中に何度も目が覚めてしまいました。
早く手を動かしたくてウズウズ!!
ようやく時間が少し空いてスタート出来ました。

何かすごく良いモノが出来るのではという思い込み。
昔からこの気持ちが創り手を支えてきたのだと思います。

結果はどうあれ、とにかく形にしてみます!!


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by lunapienabytaka | 2013-03-15 07:28 | 修復 | Comments(0)

またまた移動

ようやく地下での作業も馴れて来て落ち着いてきたなと思っていたところで
また作業台を上の階に移動しなければいけないことに・・・

まあ作業が出来るところがあるというだけでも幸せなことなので我慢、我慢。

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今日で修復を終わらせる予定だったんだけどなぁ

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by lunapienabytaka | 2013-03-10 00:26 | 修復 | Comments(0)

家具修復と整体

この家具を見て一番気になった部分は壊れてしまった方の扉ヒンジ部分周辺の木の変形でした。

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折れているのではなく長い年月をかけてじわじわ曲げられたという感じ

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この変形のせいで家具全体に歪みがでてしまっています。

この変形の原因はおそらくこの2点。

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底板がスリットに入るようになっているのですがほんの少し厚過ぎてあたりが出ている

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中心部にある釘が一度抜けてそれをきちんと打ち込んでいなかったので引っかかって底板が奥まで入らない

対処として底板のあたりが出てしまっている部分周辺を削って残っていた釘を処理。

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今回は補強のため裏側にL字金具を使用して固定

諸々微調整をして・・・

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最初の写真と比べると歪みがほとんど無くなってます

おそらく最初に修復をした際にきちんと底板がはまっておらず無理矢理固定をしていたため
100年、200年というときを経てこの固いオーク材があんな曲がり方をしてしまっていたと
思われます。
そこに扉がついていて変な角度で開け閉めをしていたためヒンジが曲がりそのストレスで脚の長さの変化そして背板の破損へと繋がっていった様子。

このように家具修復は整体に非常に良く似ています。
腰痛の原因が足首にあったり膝にあったり・・・
ただ腰周辺をマッサージしたりしても治るのは一時的なものでまた痛みは戻ってきます。

歪みの原因をみつける。
経験の必要な難しいことです。


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by lunapienabytaka | 2013-03-06 05:49 | 修復 | Comments(0)

修復完了、そして第二弾

すっかり時間が経ってしまいましたが先日終わった修復を少し。

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Gommalaccaとceraで磨いて完成

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欠けていたパーツも色を付けてこんな感じ

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右側の枠がゼロから作ったモノで他にも細かな修復をけっこうしました



お客様にも無事満足頂けたところで次は第二弾。

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高さも今回の方が高いので工房まで運んでくるのに一苦労・・・

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扉の回転軸のベース部分が損壊

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扉自身も化粧用の枠が取れて・・・

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というかバキバキに折れてます・・・


こんな感じで細かい部分も含めてけっこう時間はかかりそうですが
しっかり楽しませてもらいます!!


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by lunapienabytaka | 2013-03-05 09:13 | 修復 | Comments(0)

見極め

修復の仕事はどこまでやるかの判断がとても難しい。
クライアントと打ち合わせをしてある程度のニュアンスをつかんであとは自分次第。
もちろん通常であれば予算に対してどのくらい時間を使うという見積をするのですが
大抵の場合は想定時間よりかかってしまいます・・・

今は経験のためにもとにかく良い仕事をしたいので出来る限り時間をもらって
じっくりやらせてもらっています。

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かなり虫食いが激しい欠損箇所

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ある程度削って大きめのパーツを接着

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場所や大きさによって押さえる方法も様々

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接着後、彫刻刀やかんなで型に合わせて成形

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素材は同じオーク。色調整をすれば馴染んできます

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この欠損もどうしようかと迷いましたが修復することに

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木目の向きも合わせて接着

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天板の隙間を埋める用に古いオークも調達

接着乾燥後に形を調整します。

何十年か先、再度修復することがあった時に恥ずかしくないようにしっかり仕上げます!!


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by lunapienabytaka | 2013-01-31 20:12 | 修復 | Comments(0)

着々と修復中。

久しぶりに気持ちの良い青空が広がったFirenze。
アルノ川がかなり増水していたので一安心です。

この一ヶ月はPitti immagineもあり工房にいる時間は少なめでしたが
修復も少しずつ進んでいます。

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まるまる無くなってしまっていたフレームパーツの複製

同じ材質のオーク材なのですがかなり固い木なので一苦労。
あとは細かい部分の修復と色調整。最後に磨きで完成です。

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by lunapienabytaka | 2013-01-28 08:39 | 修復 | Comments(0)