カテゴリ:木象嵌細工( 171 )

新たなコレクションに向けて

毎回そうなのですが帰国前はいつもバタバタ。。。
今年もギリギリまで作業になりそうな予感。


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これは新しいコレクション用のアイテム

少しずつアンティーク市で探しておいたものをいろいろといじります。
自分にしか出来ない、まさにZouganistaの仕事。

頭の中ではしっかり仕上がっているのであとは時間との勝負です。
間に合うかな。。。


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by lunapienabytaka | 2017-10-10 05:25 | 木象嵌細工 | Comments(0)

色気のあるインテリア

これまでもいろいろと制作してきた靴木型の木象嵌作品。
技術も安定してきてデザイン・アイデアもどんどん湧いてくる。

自信を持って自分のアートワークと言えるこのシリーズをまとめて見てもらう
機会を計画中で少しずつ作品をつくりためています。


今回はストックしてあった珍しいヒール設定の高いレディースの木型をベースに使用。

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"Carnevale" カーニバルの仮面をモチーフ

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ウエンゲを削ったピンヒールに先端は真鍮で装飾

ソール全体にマホガニーを貼ってよりエレガントにまとめました。


古い靴木型にこだわるのには理由があります。

実は木という素材は色気のある雰囲気を表現するのはなかなか難しい。
ベースとなるデザインはもちろん各素材の性格や木目の表情、磨き加減など
絶妙なバランスが必須。

そんな中、古い靴木型はすでにベースになるべく美しいラインを持っていて
このデザインを違和感なくまとめていくことが出来ればなんとも言えない
大人の色気を持ったオブジェに生まれ変わります。

この違和感なくまとめるという感覚が最高に上手いのがイタリア人。
ファッション・インテリアもアンティークやヴィンテージを巧みにコーディネートして
大人の色気を演出してしまいます。

人間だけではなく素材もいい歳のとり方をすれば大人の色気がでてくるということを
よく知っているんですね。

家具にしてもインテリアにしても大人の色気を感じるものは日本ではあまり目にする機会はなく、
狙っているのかなと思ってもどこかいやらしい。。。

10年間のイタリア生活の中で少しずつこの感覚を学び、ようやく形にできるように
なってきたのが靴木型シリーズ。

もっともっと発展させていこうと思います。


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by lunapienabytaka | 2017-08-22 08:59 | 木象嵌細工 | Comments(0)

靴木型に柔らかい時計。。。

タイミングをみてやってみたいと思っていたデザイン。

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Daliの時計を靴木型のカーブに沿って立体的にデザイン

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ポジションやサイズを合わせてカット用に改めてデザイン化

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今回は時計のフレーム部分に真鍮を嵌め込み

文字盤は焦がしによる影、時計本体はDaliのスタイルに合わせて黒檀でくっきりと影を表現。

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真鍮部分は仮でマホガニーを使い、彫り込み接着

それぞれの素材で接着時の伸縮率がまったく違うためここまでは膠で接着、
真鍮部分は別の接着剤を使います。

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仮で接着したマホガニーを削りとって真鍮をカーブに沿って曲げてから接着

接着のポイントは木の動きを読んでカーブに沿わすことと金属は少しおおめに曲げて返りが
来た時によりカーブに沿うようにセッティングすること。
そうすることで長く時間が経っても接着が剥がれるリスクを最小限に抑えることができます。

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仕上がりはこんな感じ

真鍮が合わさったことでいつもとはまた違う不思議な雰囲気を出すことができました。
コーティングをあえてせず、真鍮が黒くなっていくのもまた雰囲気が変わって良いかなと
ちょっと楽しみにしています。


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by lunapienabytaka | 2017-07-22 17:00 | 木象嵌細工 | Comments(0)

木象嵌による立体表現と透明感の表現

しばらく技術的なことを書いていなかったので少しまとめてみます。

木象嵌の表現方法は地方や時代によっていろいろありますが今回は立体表現と
透明感の表現方法について。


まずは立体表現。

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この一枚の柾目のウォールナットを使って球体を作ります。

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丸くカットをしてぐるっと回して少し角度を付けるだけで木目の方向の違いで円が浮き出ます。

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それに焼いた砂による焦がしでグラデーションを付けていくと、、、

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こんな感じになって影部分にも焦がしを入れるとより立体感が出てきます。


次に透明感の表現。

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ちょっと杢の入ったポプラの木を繊維方向を縦横1枚ずつ合わせてワイングラス型にカット

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左写真の液体部分を繊維方向の違うモノに入れ替えたのが右写真
微妙ですが磨き後にぐっと差が出ます。

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せっかくなのでマホガニーで赤も。
左写真、縦に木目の入った液体の水面部分だけを横の木目に入れ替えたのが右写真
これにより液体部分に奥行き感が加わります。

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この状態から焦がしを入れていくと、、、

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こんな感じでガラスと液体の透明感が表現できます。

接着後磨きまでの段階で焦げ目が若干明るくなるので少し濃いめに入れておくのがポイント。

絵画とは違ってグラデーションを入れられるところが限られてくるのでどのように
影を入れたいかによってカットするパーツの形も変わります。

いろいろな木の種類を使えばもっと表現は広がりますが木の特性を活かし技術を使えば
ほんのわずかな木の種類でもこれだけ絵を表現できます。

この焦がしの技術はルネッサンス前期の1300年代から続くものでこの時期に確立されつつ
あった遠近法の表現に多く使われていました。

焦がしの入れ加減や入れる場所などで絵に大きく差が出てくるので職人技の見せ所!!
また機会を見て技術的な部分もご紹介していこうと思います。


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by lunapienabytaka | 2017-02-01 09:01 | 木象嵌細工 | Comments(0)

黒の魔力

氷点下の日が続くフィレンツェ、今年の冬はなかなか厳しい。。。
先週はpitti uomoがあったりとバタバタとしていますがオーダー仕事も着実に進めています。

イタリアのファッション関係の方からいただいたシガレットケースのオーダー。
普段から身の回りのモノは黒と決めているということでもちろんこのケースも真っ黒が希望。

こういった黒のみという方はけっこう多く、小物をつくっていても需要があります。

木で黒という黒檀・黒柿・ウェンゲやちょっと明るめですがローズウッドなど。

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左はウェンゲで右は今回使うローズウッド

黒といってもマットな仕上げや鏡面仕上げ、目潰しかオープンフィニッシュか、杢目の濃淡を
どう演出するかによって印象は全く変わってきます。

レンブラントやカラヴァッジョのような世界観の黒、千利休がこだわり抜いた黒などこの色には
魔力に近いような魅力がありそれに魅せられる人は時代を超えて多く存在します。

木という素材から黒の魔力をどこまで引き出せるか、自分でも楽しみです。


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by lunapienabytaka | 2017-01-20 08:23 | 木象嵌細工 | Comments(2)

GANZOコラボレーションモデル

先日、日本の老舗革製品メーカー"GANZO"とのコラボレーションモデルが発表されました。
PITTI UOMOでの出会いをきっかけに話が進みようやく形となりました。
詳しくはコチラ↓↓↓を見てみてください。

www.ganzo.ne.jp/magazine/23.php

www.ganzo.ne.jp/blog/670?lang=jp

職人同士でお互いの技術を詰め込んだこのプロジェクト。
いろいろと勉強になりました。

さっそく反応もあってうれしい限り。
実物は表参道のGANZO本店にて見ていただけるそうです!!


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by lunapienabytaka | 2016-10-15 11:00 | 木象嵌細工 | Comments(0)

木製QRコード完成

木製のQRコードが完成しました。

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左はFacebookページ、右はInstagramにそれぞれ繋がります。

一つ目で読み取りテストを行ってうまくいったので二つ目はより杢目の強い木で制作。
デジタルとして木の光沢をどう読み込むのか少し心配でしたが二つ目も問題なく読み取り成功。
ベースはBirchでPommeleとwalnutのミックスにしてみましたがこれも問題なし。

人間の目で見えているものとデジタルを通して映るものは想像以上に違っているのですが
それをうまく利用してみると結構楽しめます。

モザイク的なデザインも木象嵌との相性がとてもいいようです。

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これが展示会や販売会などに置いてあったら思わず読み取りをしたくなると思います。

読み取り先のホームページなどへの誘致には最適。
もちろんオーダー制作可能なので気軽にお問い合わせください!!

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by lunapienabytaka | 2016-08-11 18:04 | 木象嵌細工 | Comments(0)

木製QRコード

日本にいる間に作りたくなったシリーズ第二弾はQRコード。

友人と話している間にデザインの可能性がいろいろ見えてきて認識の許容範囲も
思っていたよりかなりゆるい。

基本は濃淡のドットの組み合わせで読み取りに使う部分はその中でも限られている。
ということはそこを押さえておけば多少デザインを変更しても読み込んでくれるはず。

で、QRコードを発行して実際に切ってみました。

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15cm×15cmの大きさですがさすがにパーツは細かい

切りにくい場所、必要のなさそうな場所は変更してみましたがやはり問題なし。

試しに写真から読み取りをしてみて下さい!!

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ネガの方もアプリによっては読み取るようです。。。

このQRコードのデザインはミクロモザイクという大理石のモザイクや木象嵌などでも
使われる技術と感覚は同じ。

伝統技術とデジタルのクロスオーバーで”今”のモノが出来そうな気がします。。。


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by lunapienabytaka | 2016-07-29 06:25 | 木象嵌細工 | Comments(0)

木製レンズキャップ

日本にいる間にどうしても作りたくなった木製のレンズキャップ。

さっそく形にしてみました。

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既存のパーツをばらして仕組みを勉強して木製パーツに反映

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ベース部分は磨り減りの少ないローズウッド・オリーブ・チューリップウッドの堅木だけで構成

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ほぞ組みでまとめてバネを仕込んだので動きも既存パーツと同じ

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木製ケースと合わせてすっかりZouganista仕様に!

レンズキャップというのはけっこう邪魔者扱いで出来れば無いほうがという方がとても多い。
でもカメラの顔なんですよね。。。


最近気づいたのですが自分はこういったネガティヴなモノに魅力を感じる性分らしい。

そんなモノたちにアイデアと手間を少しかけてあげることによって視点を変えてみる。
みんながそれぞれの分野で同じようなことを始めたら魅力的なモノがもっともっと
増えてくると思うのです。

素敵な傘を持つと、うっとおしいはずの雨が待ち遠しくなったり、、、

良いモノが人に与える影響というのは想像以上に大きいんです。

嫌な事件が続いている中、少しでも楽しくなるようなモノを作っていきたいものです。


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by lunapienabytaka | 2016-07-28 05:32 | 木象嵌細工 | Comments(0)

特注オルゴール

ここ数日、フィレンツェにもついに本格的な暑さが来ました。。。

帰国前にと仕上げていたオルゴールが完成。
お客様から曲のご指定もありいろいろ探した結果、長野で一つから特注でオルゴールの機械を
作ってくれるところがあり、製作後こちらに送ってもらいサイズも合わせて箱組み。

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デザインはご希望の白い一重のバラ
たまたまコルシーニ職人展でこのバラをみつけたのでそこから絵をおこしました。

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白いバラを際立たせるために周りの木はトーンが暗めのものを選択
バラのデザインを華やかにするため花弁の部分は真鍮を嵌め込んでいます。

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中身も出来るだけシンプルで上品な仕上げ
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機械は真鍮のフレームで飾ったガラスボックスに収納

世界に一つだけの特別なオルゴールの完成です!!


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by lunapienabytaka | 2016-06-26 06:24 | 木象嵌細工 | Comments(0)